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日米とも過熱信号が灯る

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


◆11月3日のFOMC(米連邦公開市場委員会)は11月からのテーパリング(資産購入ペースの縮小)を決めた。だが、同日、NYダウは5日続伸し過去最高値を3万6178ドルに、ナスダックは8日続伸で1万5821ポイントに伸ばした。パウエルFRB議長の「いまは利上げの時期ではない」との発言を、マーケットは「利上げを急がない」と解釈し、株式市場に運用マネーの流入が続いた。


◆10月に2万8000円台後半で煮詰まりを見せていた日経平均株価だが、10月31日衆院選での与党勝利を確認して上放れ、11月4日は一時360円高の2万9880円まで上げた。こうなると、3万円回復から9月14日の高値3万0795円へ挑戦する可能性も出てくる。企業業績は好調で、年末商戦で盛り上がる12月初旬まで上昇基調が続いてもおかしくない。


◆そんな雰囲気が漂う株式市場だが、10月初旬の安値から1カ月が経過して日足のRCI(順位相関指数)はNYダウ、ナスダック、日経平均株価のいずれも高値圏に集まり、テクニカル的にはそろそろスピード調整がほしいタイミングだ。


◆原油(WTI)と国際商品先物指数のCRB指数は10月26日に高値をつけて調整局面にある。バルチック海運指数は10月7日の高値5650ポイントから調整入りし、暗号資産(仮想通貨)のビットコインは米国でビットコインETFが上場(10月19日)した翌日に高値を付けている。大きく高値を伸ばした他商品のマーケットがすでに頭打ちから調整に転じていることは、マネーの流れの変化を示唆するものであり、「次の調整は株式市場」という見方もできる。


◆期待される年末商戦はまだ先(ブラックフライデーは11月26日)で、サプライチェーン(供給網)の混乱やインフレ懸念はまだ解消していない。楽観ムードが漂う株式市場だが、皆が強気になる相場には注意が必要だろう。上げた銘柄では利食いを忘れず、ここからの個別株投資は機敏に対応していきたい。



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