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「水素」が11位、脱炭素の切り札となる究極のクリーンエネ

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 世界的な脱炭素社会に向けた取り組みが活発化するなか、水素をエネルギーとして活用する動きが進展している。水素は燃焼時に二酸化炭素を排出しないため、究極のクリーンエネルギーとして注目度が高い。


 水素は化石燃料と水蒸気を触媒によって反応させるほかに、水を電気分解しても作り出すことが可能であり、日本はこの水素分野における技術やノウハウで世界のトップ集団を走っている。また、水素と酸素の化学反応によって電気を得る「燃料電池」の研究でも先駆している。岸田政権では水素やアンモニアなどの新たなエネルギーや脱炭素電源の導入に向け新たな種類の国債を発行し、中長期投資の財源を確保する意向を表明している。


 一方、民間でも大手企業の同分野への展開が加速している。三菱重工業<7011>は今月14日に水素発電プロジェクトに米エネルギー省から日本円にして約680億円規模の融資保証を受けたことを発表し、マーケットの視線を集めた。また、トヨタ自動車<7203>は電動化戦略推進のなかで水素エンジン車の市販にも意欲をみせている。水素エンジン車は燃料電池車と比較してエンジンなどでコンセプトが異なり、安価にできる可能性が指摘されている。このほか、川崎重工業<7012>は、次世代航空機の一角に位置付けられる水素を燃料とする水素航空機向けに主要部品を開発し、2040年ごろの実用化を目指す計画にあることが伝わっている。


 こうした動きを背景に関連銘柄も改めて注目される場面がありそうだ。岩谷産業<8088>、エア・ウォーター<4088>、東洋エンジニアリング<6330>、新日本理化<4406>、加地テック<6391>、山王<3441>、木村化工機<6378>、東亜ディーケーケー<6848>、長野計器<7715>などを注目しておきたい。



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