円安狂騒曲とマーケットの本音

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 きょう(20日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比232円高の2万7217円と続伸。終始買い優勢の展開ではあったが、日経平均は一時400円超の上昇をみせたかと思えば、その後急速に値を消し上げ幅を100円未満まで縮小する場面もあった。乱高下というほどではないが、前場はかなり不安定な値動きで、短期トレードに慣れた向きでもなかなか手綱捌きが難しい地合いといえる。


 一方、為替市場も揺れまくっている。政府と足並みを揃えず、円安容認姿勢をみせる日銀の態度を見るや、そこにつけ込むかのように投機資金の鮮烈な仕掛けが入り、ドル・円相場は朝方に1ドル=129円台前半まで一気に円安が進んだ。米10年債利回りが一時2.98%近辺まで上昇し、いよいよ3%乗せかという局面にあり、日米金利差が改めて意識されるなか円売りに歯止めがかからない。きょうは国内の新発10年債利回りが0.250%に達し、日銀のイールドカーブコントロールの変動許容幅上限にきたことで日銀の動きが注目されたが、躊躇なく指し値オペを実施した。「悪い円安論」が幅を利かせるなか、黒田日銀総裁に対する風当たりも強くなっているが、それに悪びれず、ブレることなく国債の無制限買い入れを行った。ただ、これが目先の材料出尽くしと捉えられたのか、この後に円は買い戻され128円台前半まで一気に1円近く円高に押し戻される場面があった。


 今週末22日に3月の消費者物価指数が発表される。ただ、市場筋の意見では「菅政権時代の政策で昨年の携帯電話料金値下げの影響が一巡するのが4月以降であり、3月はCPI上昇が顕著となる前の段階で、あまり金融政策へのインパクトはない」(ネット証券マーケットアナリスト)とする。とはいえ、1ドル=130円を超えるような急激な円安に対しては黒田総裁も現状で警戒感を示しており、「28日までの日程で行われる日銀金融政策決定会合はともかく、その後の記者会見で、黒田総裁が近い将来の金融政策の軌道修正を示唆するかどうかがポイントとなる」(同)という意見が聞かれる。


 きょうの自動車株の上昇をみても分かるように、「悪い円安」というレッテルを貼られても、株式市場は今のところ円安を株高の原動力としているフシがある。もし、円安・株安のセットであれば、黒田総裁もパウエルFRB議長に倣ってハト派返上が強く求められるところだが、そうではないところが微妙である。マーケットはかつてのアベノミクス時代の南風を今の円安に感じているのかもしれない。


 個別株もきょうは朝高後に流れの変わる銘柄が目立った。半導体セクターはそのひとつ。とりわけ、個人投資家の信用買いが活発な半導体主力株であるレーザーテック<6920>に売りと買いが錯綜した。前日の米国株市場でインテル<INTC>をはじめ半導体関連株が買われた流れを引き継ぎ、朝方は買い優勢に傾き300円程度高くスタートしたが、その後は売り急ぐ動きが表面化し、1300円あまりの下落に転じた。今の相場は、元気印の銘柄が日替わりで出てくるが、持続性に乏しい。全体相場が満ち潮であれば時を経て買い直されるのだが、今はどちらかと言えば引き潮で、時間軸がアドバンテージになりにくい相場だ。


 したがって、投資作戦としては待ち伏せ的に凪状態の銘柄を狙うのも一つの作戦となる。巷では千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が達成した奪三振記録付き2試合連続完全試合(2試合目の最終回は降板)が大きな話題を呼んだ。大リーグでは大谷翔平だけでなく鈴木誠也も輝きを放っている。“新庄監督”による集客効果は今のところ休火山状態のようだが、野球ブームが再燃している。業績急回復が見込まれているゼット<8135>は指標面でも超割安で200円台半ばのもみ合いはマークしておきたい。また、ゴルフも静かな人気となっている。そのなか、同社のほかでは藤倉コンポジット<5121>にも着目できる。藤コンポは新株予約権絡みで上値は重いが、それを考慮しても業績変化率の高さと5倍未満のPER、0.5倍台のPBR、そして配当利回りの高さは評価される。


 あすのスケジュールでは、4月の主要銀行貸出動向調査、3月の食品スーパー売上高、3月の全国スーパー売上高など。IPOが2社予定されており、名証ネクストにASNOVA<9223>、東証スタンダードと名証メインにフルハシEPO<9221>が新規上場する。海外では4月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月の米景気先行指数など。なお、国内主要企業の決算では日本電産<6594>、ディスコ<6146>などが注目される。



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