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東京株式(大引け)=9円安と小幅続落、警戒感強く上値抑えられる

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 7日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落。米国の早期利上げ観測が警戒されたほか、明日からの3連休を控え、手仕舞い売りの動きも強まった。


 大引けの日経平均株価は前日比9円31銭安の2万8478円56銭。東証1部の売買高概算は12億8905万株。売買代金概算は3兆128億円となった。値上がり銘柄数は853と全体の約39%、値下がり銘柄数は1218、変わらずは114銘柄だった。


 日経平均株価は6日に844円安と大幅な下落を記録したことから、寄り付きは値頃感からの買いが流入してスタート。一時300円を超す上昇となった。ただ、買い一巡後は値を下げ午前11時前にはマイナス圏に転じた。米金融政策の正常化が前倒しで進むことへの警戒感が強く、上値は抑えられる展開となった。今晩は米12月雇用統計の発表が予定されていることも積極的な売買を手控えさせた。日経平均株価の下げ幅は200円に迫る場面があったが、後場に入ってからは下値を拾う動きも流入するなか、小幅安での一進一退状態が続いた。


 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体関連株や日本電産<6594>や村田製作所<6981>などのハイテク株が安い。ファーストリテイリング<9983>やリクルートホールディングス<6098>、エムスリー<2413>も値を下げた。国内での新型コロナウイルス感染者数の拡大を受け、JR東日本<9020>やJR東海<9022>、日本航空<9201>など電鉄や空運株が軟調に推移した。ベイカレント・コンサルティング<6532>やFRONTEO<2158>、エフ・コード<9211>も安い。


 半面、米長期金利の上昇を受け三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株が高く、トヨタ自動車<7203>や任天堂<7974>が上昇した。日本郵船<9101>や商船三井<9104>など海運株もしっかり。日本製鉄<5401>やジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など鉄鋼株も値を上げた。INPEX<1605>が高く、ネクステージ<3186>が急伸した。



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