重戦車ソフトバンクGの進撃は続くか

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 きょう(9日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比221円安の2万9285円と3日続落。相変わらず正体不明の下値模索である。前日の米国株市場では主要3指数揃い踏みで史上最高値を更新しており、「(日本株も)きょうはさすがに高いだろう」という思惑が裏切られる日となった。ソフトバンクグループ<9984>が最大1兆円の自社株買い発表で650円近い急反騰を演じ、同社株1銘柄で約137円の日経平均押し上げ効果があった。しかし、こういう時に限って先物絡みでファーストリテイリング<9983>が約2500円の下落をみせ、日経平均を87円あまり下に引っ張る側に回った。


 ソフトバンクGは上げ幅もさることながら、きょう一日の売買代金が2767億円と2位以下を大きく引き離す、まさに重戦車が土埃(つちぼこり)を上げて突き進むがごとき強烈な上昇パフォーマンスをみせた。7~9月期決算は最終損益が3979億4000万円の損失となったが、これに驚くムードはなかった。大幅赤字かと思えば過去最高の利益を稼ぎだし、かと思えばまたも大赤字。「言葉は悪いが、投資家は孫会長の信用取引に付き合わされているような気分ではないか」(ネット証券アナリスト)という声もあった。今回は、それよりも投資家が渇望していた“自社株買いバズーカ砲”が火を噴いたことが大きい。


 市場では「同社株を貸株調達により空売りしていたヘッジファンドも多く、その買い戻しが株価に浮揚力を与えているのは確か。しかし、売り建てた玉は8000円台がメインとみられ、踏み上げというよりは利益確定の買い戻しという印象が強い」(中堅証券ストラテジスト)という。確かにきょうはマドを開けて買われたが、「最大1兆円の自社株買い実施」というアナウンス効果は、パニック的な踏み上げ(損失覚悟の買い戻し)を誘発するようなケースであれば値幅制限いっぱいの7161円を視界に入れる展開となっても不思議はなかった。空売りサイドにも余裕のようなものが感じられ、「9月8日につけた戻り高値7680円までは、今回の材料では届かない可能性が高い」(同)という見方が示されていた。


 個別では企業の決算発表が佳境入りとなるなか、好決算銘柄を中心に思惑が錯綜している。そのなか、8月上旬にも取り上げた銘柄でカーリットホールディングス<4275>に再注目。22年3月期は売上高こそ収益認識基準適用で目減りするものの、営業利益段階では4割増の見通し。9月16日に974円で年初来高値形成後に調整局面に移行し、時価は再び700円台に戻ってきたが、ここでの押し目は中期スタンスで拾っておく価値がありそうだ。半導体シリコンウエハーが好調で収益に貢献し、電池試験などの受託評価事業も今後に期待が大きい。ロケット固体推進薬も手掛け宇宙関連の側面もある。


 一方、AI・IoT関連の雄で企業のDX投資需要を囲い込み、GIGAスクール分野でも活躍するYE DIGITAL<2354>の押し目も魅力がある。21年3~8月期営業利益は前年同期比78%増の4億1100万円を達成。通期では17期ぶりに10億円の大台に乗せる見込みだ。このほか、5G関連でsantec<6777>が強いチャートを形成している。光測定器は5G基地局以外にも、データセンター増設に絡み高水準の需要を獲得している。今上期時点の進捗率が悪いようだが、会社側では下期の回復に自信を持っている様子。実際、10月29日の上期決算発表と合わせて通期見通しを上方修正している。


 このほか岸田新政権の政策路線に乗る子育て関連ではハピネット<7552>が急動意後の一服場面で買い場を提供。今週11日に決算発表を控えており、決算プレーを避けて週末以降の参戦がセオリーとなる。ただし同社は既に9月27日に21年4~9月期業績予想について上方修正済みで営業利益は従来予想の20億円から23億円(前年同期比18%増)に増額している。脱コロナと現金給付で追い風であることには違いなく、1500円台は大勢2段上げに向けた踊り場とみておきたい。


 あすのスケジュールでは、臨時国会の召集及び第2次岸田内閣発足。10月のマネーストック。国内主要企業の決算では資生堂<4911>、カシオ計算機<6952>、NTT<9432>、セコム<9735>などが予定される。海外では、10月の中国消費者物価指数(CPI)・10月の生産者物価指数(PPI)、10月の米CPI、10月の米財政収支など。海外主要企業の決算発表では、アジアではテンセント、米国ではウォルト・ディズニー<DIS>、ビヨンド・ミート<BYND>などが予定されている。



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