―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―
昭和電工<4004>は13日、ローム<6963>とパワー半導体向けSiC(炭化ケイ素)エピタキシャルウエハーに関する長期供給契約を締結したと発表した。会社側では、SiCエピウエハーの性能向上に向けたロームとの技術的な協力関係を更に強化するものになるとしており、これを受けて翌14日の同社株は大幅高に買われた。
今月に入り、パワー半導体関連で好材料を手掛かりにした個別物色が目立っている。Mipox<5381>は7日、次世代パワー半導体材料として期待されるダイヤモンドウエハーのエッジ研磨加工サービスを提供開始したと発表、一時10%高の1199円に買われ年初来高値を更新した。精密切断加工機を主力とするタカトリ<6338>は、8日にパワー半導体向けSiC材料切断加工装置の大口受注があったことを明らかにし、翌9日に出来高を伴い一時15%高と急騰しマーケットの耳目を集めた。
直近、こうした個別の材料が相次いだこともあり、ここ投資テーマとしての「パワー半導体」に対する関心も再び高まりをみせてきた。関連銘柄としては前述した銘柄に加え、三菱電機<6503>や富士電機<6504>、サンケン電気<6707>をはじめ、フェローテックホールディングス<6890>、新電元工業<6844>など。また、タムラ製作所<6768>やトレックス・セミコンダクター<6616>、三社電機製作所<6882>、テクノアルファ<3089>などもマークしておきたい。
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