―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―

高速通信規格5Gの商用サービスが世界的に本格離陸したことで5G基地局や5G対応スマートフォン向けに半導体需要が喚起されている。加えて新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、世界的にリモートワーク環境が恒常化しパソコンなどの情報関連機器やデータセンターの増設が特需として発生した。半導体需給が逼迫するなかで、大手自動車メーカーの生産調整などをはじめ幅広い産業への影響が顕著となっている。
米国株市場ではここ改めて半導体の主力株が買い直される動きにある。画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>や、FPGA開発元である半導体設計・開発大手のザイリンクス<XLNX>がともに上場来高値圏を走るほか、半導体製造装置世界トップメーカーのアプライド・マテリアルズ<AMAT>も最高値近辺で頑強な動きを継続している。そうしたなか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は前日に3446.441まで上昇、8月初旬につけた過去最高値3436.895を上回り過去最高値を約3週間ぶりに更新した。
世界の半導体業界において以前よりも日本企業の存在感は薄れているが、それでも半導体製造装置やシリコンウエハーなどの半導体素材分野では、依然として高水準のグローバルシェアを確保している。半導体の微細化投資が進むなか、EUV(極端紫外線)露光装置など次世代機の市場も急拡大している。EUVではオランダのASMLがマーケットシェアをほぼ独占しているが、同分野における塗布・感光装置では東京エレクトロン<8035>が、またマスクブランクス検査装置ではレーザーテック<6920>がそれぞれ商品シェアをほぼ100%確保している状況で、世界の機関投資家からも注目度が高い。レーザーテックはグローバルニッチトップとして、ファンドの組み入れ競争に伴い時価総額を2年あまりで10倍化させた経緯がある。
関連銘柄としては東エレク、レーザーテック、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>、ニコン<7731>といった主力株のほか、マルチビーム描画装置を手掛ける日本電子<6951>に機関投資家と思われる継続的な買いが観測され、ポスト・レーザーテックとの見方も出ている。このほか、野村マイクロ・サイエンス<6254>、ワイエイシイホールディングス<6298>、ローツェ<6323>などの成長性の高さも注目される。素材関連では半導体シリコンウエハーで双璧の信越化学工業<4063>やSUMCO<3436>、高誘電材料のトリケミカル研究所<4369>、レジスト原料関連で東京応化工業<4186>、大阪有機化学工業<4187>、ADEKA<4401>、KHネオケム<4189>、フッ素化合物大手のステラ ケミファ<4109>や関東電化工業<4047>などもマークされる。
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