―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―
世界的に「脱炭素社会」に向けた取り組みが進むなか、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーが投資テーマとして注目されているが、それだけではない。カーボンゼロ実現に向けたキーテクノロジーとしてアンモニアの存在が株式市場で脚光を浴びている。
アンモニアは元来、硝酸や肥料、尿素樹脂などの原料に利用されるほか、液体アンモニアは冷凍・製氷用冷媒などで需要がある。しかし、水素と窒素で構成されていることから、燃やしても二酸化炭素を発生させないことがポイントで、近年は脱炭素のテーマでスポットライトが当たっている。今後、発電分野や船舶燃料などとして用途が広がれば、市場規模が飛躍的に伸びる可能性が指摘されている。政府の導入目標では2050年に3000万トンが掲げられ、金額規模にして1兆円の巨大市場が創出される可能性がある。
アンモニアは既に輸送手段や貯蔵施設などインフラ面で環境が整っていることも大きく、化石燃料に代わる燃料として注目度が高まっている。セ氏マイナス253度で管理する液体水素などと比較して貯蔵や輸送などの管理コストが大幅に低減できる強みがある。そして、日本は水素と同様に技術開発で世界に先駆している。
関連銘柄としては味の素<2802>、日本触媒<4114>、日本酸素ホールディングス<4091>、三井化学<4183>、トクヤマ<4043>、東洋エンジニアリング<6330>、千代田化工建設<6366>、澤藤電機<6901>などが挙げられる。
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