「キオクシア」上場秒読み開始、“日の丸半導体大復権”で買われる株

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


―好業績成長銘柄の宝庫、キオクシア関連株が輝き放つ21年夏相場を脳裏に刻め―


 6月、キオクシアホールディングスが9月にも東京証券取引所に新規上場する見通しにあることが伝わった。同社は昨秋に上場を予定していたものの、米中貿易摩擦の激化などを背景に延期した経緯がある。ただ半導体市況はその後も、コロナ禍に伴うテレワークの普及をはじめ、5G関連投資の加速や自動車生産の回復を追い風に活況を続けており、株式市場での半導体関連株に対する物色意欲は強い。ここ全体相場は材料難の様相が強まり、直近やや不安定な展開ともなるなか、キオクシアHD上場観測を手掛かりに関連銘柄へ関心が向かう可能性がある。


●四日市に新製造棟建設へ、既存工場の拡張も


 キオクシアHDは、東芝 <6502> のメモリー事業部門としてスタート。2017年、不正会計問題などで経営危機に陥った東芝から分社化する形で東芝メモリが設立され、19年に単独株式移転により東芝メモリホールディングスへ。同年、現社名に商号変更した。


 同社が5月に発表した21年3月期連結決算概要では、売上高は1兆1785億円で2割近い増収、営業利益は66億円と前の期の大幅赤字から黒字に転換して着地した。NAND型フラッシュメモリーの需要拡大やデータセンター向けSSD(フラッシュメモリー記憶装置)の需要取り込みなどに加え、生産効率向上や販管費コントロールといった取り組みが奏功した。同社は今後、米ウエスタン・デジタル<WDC>と共同開発した第6世代の3次元フラッシュメモリーの生産体制を拡充する方針で、三重県四日市市において新たな製造棟の建設を進めている。また、既存の北上工場(岩手県)の拡張も計画しているほか、横浜市に技術開発拠点を新設する予定にあることも明らかにしている。こうしたキオクシアHDの設備投資は、当然ながら同社向けに製品・サービスを提供する企業の商機拡大につながることが見込まれる。注目が集まる「キオクシア関連株」にスポットライトを当てた。


●感応度高いクエスト、T&S


 キオクシアHDの上場が伝わった6月24日、思惑買いで株価を急動意させたのがクエスト <2332> [JQ]とティアンドエス <4055> [東証M]だ。クエストは、半導体・金融向けにソフト開発やシステム運用を手掛けており、キオクシア関連株に位置づけられる銘柄として市場の注目度は高い。売上高全体に占めるキオクシア向け比率は、およそ2割となっている。同社の21年3月期決算は売上高8.4%増収、営業19.3%増益で着地。続く22年3月期業績は、今後の企業成長に向けた投資を行うことから営業利益は前期比2割減予想となったものの、売上高は同4%増と増収路線が継続する見通し。


 T&Sは昨年8月に新規上場し、公開価格の2.5倍で初値を形成した後、11連騰と急速人気化しマーケットの話題をさらった経緯がある。同社は大手企業向けにシステム開発・運用保守や人工知能(AI)関連のソフトウェア開発を手掛けており、東芝・日立・キオクシアグループ向けが売上高全体の約8割を占める。足もと業績は、キオクシアグループ向け売り上げが大幅増となったことが寄与し、21年11月期第1四半期(20年12月~21年2月)は売上高16.1%増収、営業19.0%増益だった。会社側では、キオクシアグループの増産に向けた設備投資の動きに関し、保守・運用サービスの増加が見込まれるという。同社は14日に決算発表を予定している。


●Jマテリアル、Fスターズ、電子材料にも注目


 半導体製造向け特殊ガス供給装置を手掛けるジャパンマテリアル <6055> は、キオクシアグループを筆頭にジャパンディスプレイ <6740> 、米マイクロン・テクノロジー<MU>など向けに製品供給を行う。同社の業績は拡大基調が続いており、22年3月期業績予想は売上高380億円(前期比7.8%増)、営業利益92億円(同5.0%増)と過去最高を更新する見込み。営業利益に至っては、9期連続での最高益更新となる見通しだ。


 フィックスターズ <3687> はシステム高速化に強みを持つソフト開発会社で、株式市場では量子コンピューター関連の一角として折に触れ注目される。同社は、売上高の3割前後をキオクシア向けで稼ぐ。足もと21年9月期第2四半期累計(20年10月~21年3月)の決算は、AIや量子コンピューター関連のサービス開発に向けた積極的な投資もあり、営業利益は前年同期比28.5%減と2ケタ減益を余儀なくされた。通期においても、営業15.6%減益を見込むものの、主力の高速化サービスにおいて半導体や自動運転分野向け案件が長期安定していることもあり、売上高は5.8%増収の見通し。


 日本電子材料 <6855> はプローブカードなど半導体検査器具の大手で、サムスン電子やキオクシアグループ向けを主力とする。同社の21年3月期決算は売上高18.2%増収、営業2.6倍増益で、続く22年3月期業績予想も売上高8.0%増収、営業5.1%増益と増収増益基調を継続する見通しだ。今後も半導体市場の堅調な成長が見込まれるなか、主力製品であるプローブカードの製品力や生産能力の強化により、中長期的な成長を図る方針にある。


 このほか、キオクシアグループを顧客に持つ銘柄として、古河グループ系で特殊ガス大手の関東電化工業 <4047> 、産業用ガス保安器・計測器で首位の理研計器 <7734> に加え、シリコンウエハー研磨加工を手掛ける三益半導体工業 <8155> などをマークしておきたい。



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