―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―
12日の東京株式市場は、前週末の欧米株高を引き継ぎ切り返し急となり、日経平均株価は600円を超える上昇で2万8000円台を大きく回復した。
大引けの日経平均株価は前営業日比628円60銭高の2万8569円02銭と4日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は10億3577万株、売買代金概算は2兆3803億円。値上がり銘柄数は2010、対して値下がり銘柄数は149、変わらずは33銘柄だった。
きょうの東京市場は、先物主導で日経平均が急反発に転じた。前週の株式需給悪が一巡し、リスクオフの巻き戻しで一気に2万8000円台半ばまで水準を戻した。前週の欧州株式市場が軒並み高かったほか、米国株市場ではNYダウなど主要株指数が揃って過去最高値を更新、東京市場もこれに追随する格好となった。寄り前に発表した5月の機械受注が事前コンセンサスを上回り、機械セクターなどが買われたほか、米国株市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発に転じたこともあって半導体関連株にも物色の矛先が向かった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都に4度目となる緊急事態宣言が適用されたが、これについては織り込みが進んでおり影響はほとんどなかった。日経平均は6月22日以来の大幅な上昇となった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が売買代金首位を確保し上昇、僅差で売買代金第2位となったソニーグループ<6758>も上値指向に。レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連やファナック<6954>、キーエンス<6861>なども高い。安川電機<6506>、日本電産<6594>も大きく値を上げた。ダントーホールディングス<5337>が大幅高、HIOKI<6866>も急伸、北興化学工業<4992>はストップ高に買われた。
半面、エーザイ<4523>が軟調、日本郵船<9101>や商船三井<9104>も冴えない。JR東海<9022>も売りに押された。アステナホールディングス<8095>が大幅安、ナルミヤ・インターナショナル<9275>が大きく値を下げ、キャリアリンク<6070>も値を下げた。三陽商会<8011>も水準を切り下げた。
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